【少年マンガ】 大戦終結、そして領土拡大へ「キングダム」33巻~35巻
因縁の相手、龐煖(ほうけん)との一騎打ち。
色々な想いをしょって戦う信は龐煖に深手を負わせることが出来たが、趙軍の邪魔が入り勝負は持ち越し。
結果、李牧軍を全軍撤退させ蕞(さい)を守りきった。
それは合従軍(がっしょうぐん)が失敗に終わったということでもあった。
長かった戦いがやっと終わったー。
史実でも合従軍で蕞を抜けなかったことが記されているといいます。実際、何カ国もの連合軍を相手にたった一カ国で勝利したなんて信じられません。一体どんなマジックが…
無事国を守りきった将軍たちや蕞の住民たち、山の民に褒美が与えられ、信も三千人将に昇格した。
今回の合従軍戦には参戦せず、仇討ちの旅に出ていた飛信隊副長・羌瘣(きょうかい)も目的を果たし無事合流。
さらに勢いを増した飛信隊は、気持ちを新たにまた戦の前線へと身を投じるのだった。
敗北した李牧は田舎の前線地へ左遷。
首が飛ばなかったのはやはり、李牧の頭脳は趙国にとって必要不可欠だからでしょうか。
やっと国が護れたのに今度は国内でゴタゴタが始まります。
ホント油断できない時代ですね。
政が成人を迎え秦国の王として実権を握ることが出来る“加冠(かかん)の儀”を狙い、政陣営を揺るがす事態を起こした呂不韋(りょふい)。
それが成蟜(せいきょう)の反乱。
政陣営の権力拡大に力を貸していた弟・成蟜は呂不韋の策略にはめられ、反乱の首謀者に仕立て上げられて身動きとれないように投獄された。
仲間内での混乱で大王陣営の弱体化をはかることと、王弟の反乱とすることで民衆に王族への不信感を抱かせるのが目的だった。それを察知した政は反乱鎮圧と成蟜救出のため飛信隊に協力を頼む。
反乱軍討伐の総大将は昌文君(しょうぶんくん)の副官で信の兄ちゃん的存在でもある壁(へき)。
討伐軍と合流した信はいつの間にか四千人将、羌瘣は千人将で合計五千人隊になってたよ。
必死で成蟜の居場所を探す信たちだったが、見つけたときはすでに手遅れの状態だった。
成蟜はいけすかない奴だったけど、最期に男を見せたね。
脱獄し囚われた妻を命がけで助け、これからのことを信に託し息を引き取った。
その遺志を継ぎ成蟜の妻・瑠衣(るい)が政と共に打倒呂不韋を決意した。
秦の新たな拠点を作るべく、魏の著蕹(ちょよう)という場所に攻め入った秦軍。
そこに呼ばれた飛信隊と王賁(おうほん)率いる玉鳳隊。
(以前書きましたが、王賁は信と同じく若手で活躍する将で信のライバルでもあります。)
王賁の策で魏の本陣に攻め入ろうとするが、魏の英雄と言われる将軍たちが立ちはだかる。
秦国は秦六将、趙国は趙三大天、魏国は魏火龍七師。
どの国にも英雄だった将軍達の呼び名があるんですねー。
名前だけ見たら魏がカッコイイ。
将軍と言うより術師みたいな呼び名だけど。
例にもれず、みんな化物じみた強さです。
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