【少年マンガ】 呂不韋との戦いも終わりに近づく「キングダム」36巻~38巻
魏の国境・著雍(ちょよう)攻め初日から、魏の英雄・凱孟(がいもう)と一騎討ちをすることになった信。
勝負は持ち越しになったが、その間に隙をつかれてテンがさらわれてしまった。
捕虜になったら酷い扱いを受けるためテンの身を心配して仲間内でも動揺が広がるが、羌瘣(きょうかい)が相手の軍師を同じ様にさらうことに成功していたので、人質交換をすることで無事テンを取り戻すことが出来た。
王賁(おうほん)も魏の英雄・紫伯(しはく)と戦い、瀕死状態になりながらも勝利をおさめた。
そのあと最終目的地の魏の本陣に向けて王賁は馬で走るんだけど、もうその生命力については触れないでおこう…
王賁の計画通り、本陣を落とすことが出来たが肝心の魏の大将・呉鳳明(ご ほうめい)は脱出したあとだった。
それに気づいた信が呉鳳明を追い、首をとろうとするが間違えて魏の英雄と言われている霊凰(れいおう)を討ち取る。
間違いで英雄の首取るって…隙をつかれたとはいえ、そんなのアリ?!
何はともあれ著雍を手にした秦はそこに大要塞を築き不動の拠点を作るため、信たちにもそこに残り敵が来たら防衛しつつ要塞を作るよう命じたのだった。
そして著雍での功績により王賁と二人そろって五千人将に昇格。将軍まであと一歩!
久々に太后・政の母が出てきました。
ずっと大人しくしてたなーと思ったら突如、嫪毐(ろうあい)という男を連れて現れ、秦のへき地太原(たいげん)という場所一帯を「毐国(あいこく)」にすると宣言した。
勝手に国作っちゃったよ。
引っかき回してくれますねぇ。
宣言だけでは成り立たないと思っていたが、日々着々と独立国家として形を作っていく毐国。
その裏では趙高(ちょうこう)という宦官の力が働いていた。
ちなみに嫪毐という男は呂不韋が太后との関係を断つために秘密に送りこんだ男娼でした。
太后はこの男との間に子供も二人もうけていました。
知られれば破滅する。
でもあと戻りもできない状況で、逆に安息の地を求めて建国したのが毐国だったのです。
しかしその願いも叶わず呂不韋の策略にはめられてしまった太后は、政の「加冠(かかん)の儀」がある日を狙い、反乱軍として挙兵し咸陽を攻めることになる。
呂不韋の狙いは毐国反乱軍に咸陽を攻め落とさせ、その毐国軍を自らの軍で討つこと。
毐国軍に忍ばせた自分の息のかかった者達が咸陽を火の海にし、その混乱に乗じて王族を一人残らず虐殺。
秦王家の血を根絶やしにする。
加冠の儀が行われている秦の旧王都・雍(よう)にも攻め入り大王も討つ。
反乱軍が王族を消し、その反乱軍を呂不韋が抑えたとなれば、拠り所の無くなった民の心は自分に向く。
これが呂不韋が描いたシナリオだった。
しかもその反乱を政の実母、太后にさせるんだから血も涙もないわ。
思えば王弟・成蟜の反乱もこやつの仕業だった。
自分で直接手を下さず、誰かを仕立て上げるなんてマジで鬼畜。
政が加冠し、秦の大王と認められた矢先、反乱軍の報せが入る。
呂不韋は式の中断を宣言するが、政はこれを拒否。
式は続けると言い放つ。
実は反乱の情報を得ていた政は反乱軍を止めるため咸陽に“あの軍”を送っていた。
そう、飛信隊です。
政の危機に飛信隊が駆けつけました。
呂不韋との戦いも終盤に向かっています。
反乱を起こした母の行く末も気になるところですね。
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