【少年マンガ】切迫した事態をどう乗り切る「キングダム」３０巻

全軍を出し抜き函谷関（かんこくかん）の裏をとった楚の第二将軍・媧燐（かりん）。
これで秦の砦は陥落―…かと思いきや、そんなうまくはいきませんでした。

裏をとった楚軍のさらに後ろから秦将・王翦（おうせん）が現れて楚軍を蹴散らし、門を守ったのです。
媧燐の函谷関突破は失敗に終わり、合従軍自体の函谷関の突破も難しくなった。

心理戦がスゴすぎる…
判断を間違えれば全滅するという状況で冷静に対処し、軍を動かす大将たちのメンタルはどんだけなんだよ。

というか、最強の人物が多すぎるよ。
武将も軍略家もスゴすぎていったい誰が一番なのか…

最強が最強を抜き、さらにその最強の上を行く最強が存在する。
それってスーパーウルトラ最強ってやつですね。
手に負えねー。

函谷関を正面から攻略するのが難しいと判断した李牧（りぼく）は次の一手に出る。

秦の王都・咸陽（かんよう）に至るルートは函谷関の他にもうひとつあるのだが、険しい道が多く大軍の移動に向かないということと、近くの防衛都市が強固なことからノーマークであった。

最初からそのルートも考えていた李牧は、開戦初日から山間に兵を少しずつ極秘に送り、何日もかけて皆があり得ないと思っていたルートで咸陽を攻めてきた。

なんて奴！どれだけ頭が切れるのよ。

でもそんな李牧の行動を見逃さなかった秦将・麃公（ひょうこう）は信の飛信隊と共に函谷関での戦いを離れ李牧軍に追いつき進軍を阻んだ。

まさに一進一退。
そこにまた新たな怪物、王騎将軍を討った龐煖（ほうけん）が現れました。

またお前かぁぁぁ！

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作中では強さにしか興味がない男と描かれていて、武将ならぬ行動ばかりするので気に食わーん！
私の中では、もう山にこもって仙人にでも天狗にでもなってくれよ！的位置に存在する奴です。

麃公は信に咸陽へ行けと言い、龐煖と戦うわけですが惜しくも敗退。ここで討ち死にしてしまいます。

龐煖また首やられたのに生きとるぞ。
お前の体はどうなってるんだよ。

麃公を討ち、李牧の軍はさらに咸陽に近づいてくる。
咸陽ではほとんどの軍が函谷関の戦いに出ており戦える状態ではなく、もうこれで打つ手なし―…と誰もが思った。
たった一人を除いては。

秦王・政は咸陽の喉元に位置する城、“蕞（さい）”で一般人を率いて李牧と戦うことを決意。
王自ら先頭に立ち出陣した。

まさかの王が戦争に身を投じる展開。
合従軍編も佳境に入ってきましたね。

気づけば１巻だけで長々と書いてしまいました。
最近はあらすじばっかり書いてますね。
でもこの話ってあらすじ無しには感想書けないわ。

この続きはまた次回に。

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