本なら何でも!

マンガを中心に今まで読んだ本(小説・自己啓発・旅行ガイドブック・辞書など)の素朴な感想をふわっとざっくりイイ感じでまとめちゃおうと思ってるブログ。

スポンサーリンク


【少女マンガ】 中2病こじらせ過ぎ 「ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます」1巻読んでみた

いつも眼帯してチャラチャラした格好して、自分のことを光と闇を司る騎士“シュトゥルムフート”と名乗り、右目が覚醒すると「暗黒破壊神ミゲル」が暴走しだすという訳わからん設定でキャラになりきっているイタイ男子高校生・花鳥兜(はなどり かぶと)くんと、彼に懐かれちゃったツッコミ体質の小雪芹(こゆき せり)くんの果てなき攻防戦。

 

勝手に「ゲシュテーバー」なんて名前を付けられ呼ばれて花鳥くんの妄想に付き合いきれない小雪くんは、彼には絶対ツッコまないと決めている。

でも気づいたらいつも彼のペース。

静かに集中して勉強したいので突き放そうとするんだけど、彼のやたら目立って矛盾している行動が気になってしょうがないツッコミ体質の苦悩が面白いです。


中2病が重症で高校でも元気に活躍している花鳥くんが何といいますか…遠まわしに言うと、うざい、うざすぎる!

分が悪くなると泣いたり、逃げ出したり、不良に絡まれたらキャラ設定守れなくてお金出して解決しようとしたり。
子供かっ!

中途半端ななりきり具合が面白いですが、実際こんなの居たら絶対関わりあいたくない人種です。めんどくせー。

小雪くんと花鳥くんにちょっかい出してくるクラスメイトの月宮(つきみや)くんも曲者。

ニコニコしながらドS発言して、みんなの反応を楽しんでいる。
何でもお見通ししてる感じが油断ならないヤツです。

この濃いキャラ二人とグループ勉強でチームになってしまった小雪くん。

遊んでふざけてばかりの花鳥くんと月宮くんが全然真面目にやってくれないので、自分だけでも頑張ろうと勉強するんだけど実は、花鳥くんも月宮くんもテストはいつも上位で小雪くんが一番足引っ張ってたという展開は流石に気の毒でした。

二人に影響されまいと必死になることで逆に集中出来ないという…ループ。

スポンサーリンク

 

大鎌持って「死神ヒリウス」と名乗る後輩も出てきました。
暗黒破壊神ミゲルの花鳥くんに憧れて会いにきたのだが、初対面の人に人見知りするミゲル。めんどくさっ

どいつもこいつもぶっ飛んでて笑えます。
ミゲルの暴走手に負えない…

ちなみに「シュトゥルムフート」はドイツ語でトリカブト、「ゲシュテーバー」は吹雪らしい。

微妙に自分たちの名前とからめてるんですね。
中2病炸裂でそのハイテンションさに大分ついていけないですが、読んでるとなんか癖になる面白さがあります。


「ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。」
    作者:亜樹新(あき あらた) 5巻~続刊