【少女マンガ】 同級生がかたつむりになる体質でした「かたつむり前線」
かたつむり前線 作者:藤川佳世(全7巻)
学校帰りに片思い中の佐倉(さくら)くんがいる陸上部の練習を見るのが日課の朝子(あさこ)。
そこでたまたま脱ぎ捨ててある服を見つけると、そこには一匹のかたつむりが。
なんでこんな所に?と思っているとそのかたつむりが突然話しかけてきた!
驚きながらも話を聞くと、その正体は顔も頭も運動神経も良いと噂の同級生、梶原(かじわら)くんだった。
彼の体質を知ってしまったばかりにかたつむり時のお世話をすることになった朝子。
誤解を招くような対応をする梶原くんに振り回される毎日です。
~登場人物~
ー若森朝子(わかもり あさこ)…梶原くんがかたつむりになることを知ってからというもの彼が変身する度に、探しまわって身柄を保護している。
梶原くんの態度に振り回されるもほっとけない優しくてお人よし。佐倉くんに片思い中。
ー梶原篤士(かじわら あつし)…心身共に過ストレス状態になるとかたつむりになる。1、2日居なかったりどこ行った~?って時は大抵変身している。
戻ったら全裸なのでさあ大変。
口が達者でへそ曲がり。でも中身は繊細。いつも陸上部の練習を見ていた朝子を好きになった。
ー佐倉高範(さくら たかのり)…梶原くんの親友で朝子の想い人。とても穏やかで優しい。梶原くんの行方が分からなくなった時に探すのを手伝ってもらい、正体を知る。
いたって普通の高校生活が描かれています。
同級生がかたつむりに変身するのを除いては。
梶原くんの秘密を知ってしまい、思いがけず片思い中の佐倉くんと仲良くなって、3人一緒に過ごすことが多くなり浮かれ気味の朝子。
三角関係なのでしょうが、どちらかというと仲の良い友人関係としての3人がメインで描かれているのでドロドロ感は無く爽やかです。炭酸でも飲みながら読むと更にスカッとして読めることでしょう。
明るくさっぱりした朝子に対し、あれこれモヤモヤと悩んでいるのは梶原くんでどっちが主人公なんだかなぁーと思ったり。
かたつむりになった理由も自分の殻に閉じこもりたくなってた時…ってある意味すごい説得力あるわ。
主人公の朝子は一見普通の女子高生だけど飾らない豪快な姿に好感が持てます。
こんな友だちほしいなー。
かたつむりになったらやってみたいこと考えてみました。
人で実行するとなるとスゴイ量のプリンが必要だけど、かたつむりなら1個100円ちょっとのプリンで体験可能★
ウォータベッドのような寝心地に殻の中にいても香ってくるほのかな甘い匂い。天国ですな。
しかも見た感じ、山のてっぺんにいるみたいでちょっとした登頂気分を味わえる。
熟睡できそう。