【少年マンガ】とーちゃんの優しさにジンとくる「よつばと！」９巻～１０巻

とーちゃんがデパートでコーヒーを作る機械を買ってきた。
コーヒーを飲むと仕事が良くできる、頭がすっきりすると聞いて、勉強しようとしていた隣の家の風香（ふうか）に自分の家からコーヒーを持っていこうとするよつば。

家から出るときにちょっとこぼして、隣の家に入るときにまたちょっとこぼして、風香の前で全部こぼしちゃった。
悲しくてウルウルしてたのに、三女の恵那が帰ってくるとけろっとして嬉しそうに駆け寄っていく。

コロコロ変わる表情が可愛い。
少し前の失敗をキレイさっぱり忘れる子供の特技、羨ましいな。

隣の家の３姉妹で長女のあさぎが気球を見に行くと言うので一緒に行くことになったよつばととーちゃん。
出店で竹とんぼを買って飛ばしたら、とーちゃんよりあさぎの友達・とらの方が上手に飛ばせた。

よつばがとらの竹とんぼに食い付いたので、負けたくないとーちゃんは何度も飛ばしてコツをつかもうとする。

その姿を見てあさぎが、「よつばちゃんのお父さん面白いね」と言うと「とーちゃんはやるときはやるおとこだ」だって。
ははははは。
よつばの思いがけない台詞にいつも笑わせてもらってます。

１０巻はとーちゃんの優しさが心に染みる話が多かった。
仕事してる机の下でよつばが遊んでいて、とーちゃんもいつの間にか参加させられるんだけど、邪険にすることもなく相手してあげる。

ホットケーキを作ればうまく焼けないよつばのために、とーちゃんはホットケーキ大好きマンでいっぱい食べれるからいっぱい作れ。と生地を沢山用意して何度も挑戦させてくれた。

ボールで遊んでいてガラスを割ったよつばが自分はやってないと嘘をついたら、叱るでも叩くでもなく近所のお寺に連れて行って、うそつき虫を退治してもらおうと怖がるよつばに仁王像を見せた。

そして、失敗するのはよつばの仕事だからかまわない。
でも嘘はつくなって。

厳しくでもない甘いわけでもない。
でも愛情あふれてるとーちゃんがちょっとカッコよく見えた１０巻でした。

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