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マンガを中心に今まで読んだ本(小説・自己啓発・旅行ガイドブック・辞書など)の素朴な感想をふわっとざっくりイイ感じでまとめちゃおうと思ってるブログ。

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【少年マンガ】癒しと笑いのツボ押さえてるなー「ばらかもん」1~5巻読んでみた

若き書道家・半田清舟(はんだせいしゅう)は自分が受賞した書道の式典で展示館の館長に作品を否定され、怒りにまかせて殴ってしまった。

父親に書道家の前に人として欠けている部分があると言われ、頭を冷やしてこいと送られたのは長崎の五島列島
小さな田舎の島でした。

都会生まれ都会育ちで何にも知らない半田と、何でも受け入れてくれる朗らかで穏やかで時々うざったい島の人たちとのあったかーい交流のお話。




 訳も分からず放り込まれた田舎の島で天真爛漫、野生児のような女の子「なる」に懐かれてからというもの、毎日のようにちびっ子達が遊びに来て家は子供のたまり場になっている。

家に勝手に入ってくるので閉め出そうとしても、いつの間にかまた入ってきてる島の人たち。うーんフリーダム。

子供はキライと言いながらも、ちびっ子達が遊びに来ると一緒に遊んだり面倒見てあげたりしているので子供たちにとても好かれている半田。微笑ましい。

島の人たちから「先生」と呼ばれていて、何だかんだで付き合いは悪くないので島の習慣や行事にも参加して夢中になって遊んでる姿は子供のようです。

島の美しい景色や住民たちの温かく自由な気質に触れ、自分らしい字を楽しみながら書くという気持ちが少しずつ分かってきた先生なのでした。

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島の時間がゆっくり流れるように、話もゆったり進んでいく。
そんな作中の雰囲気がとても好きです。
ハラハラしたりドラマチックな展開はありません。

まぁ、あり得ないようなぶっ飛んだ島民の行動は多々あり笑いを誘いますが。

人と比べて競争ばかりしたり、いがみ合ったりすることなく朗らかに生きている島民たちがとても素敵です。
読んだ後、ほっこり幸せな気分になれますね。



先生が漁船の名前を書くのを頼まれ、そのお礼にもらった大量のワカメをご近所におすそ分けして回る話では、おすそ分けしにいったのに行く先々でお土産もらって逆にもらいもの増えちゃった…
これぞ田舎!が描かれています。

いや、どれもThe☆田舎!の話ですが。

ちょっとしたことでもすぐ村中に噂が広がる村の連絡網にも注目です。先生の失態や恥ずかしい過去もあっという間に村中に。大笑い。

出番は少ないですが、なるの学校の教頭先生や郷長が良いキャラしてます。
立派な大人なのにお茶目な正確でこんな大人が周りにいたら楽しそうだな~と思いました。

いつも大人気なく子供たちと本気で遊んでしまう先生が可笑しいやら可愛いやら。

なるの誕生日プレゼントをゲットするため虫取りに必死になるところなんか、元々の負けず嫌いの性格と島の人たちに感化されているのがよくわかって面白かったです。

そんな騒がしいのが日常になっていた頃、友人で仕事仲間でもある川藤(かわふじ)から連絡がありました。
東京に戻れることになったみたいですね。

いつものようになるが遊びに来たときにはもう先生の姿はありませんでした。
先生はどんな気持ちで島を離れたのでしょうか。
というところで5巻終わり。

んー、最近続きが気になるマンガばっかり読んでる…

この「ばらかもん」、うちの父と母も気に入って読んでいます。
年齢問わず楽しめるのでおススメですよ。


田舎あるあるイラスト


時にはご在宅中でも置いて帰る人います。
ピンポンならせよ。
お礼言わせてよ。

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