【少年マンガ】 不死身の体を持つ人間がいる世界「亜人」
亜人 作者:桜井画門(6巻~続刊)
世界で46体確認されている『亜人』と呼ばれている人たち。
彼らは死ぬことがないとされている。怪我や体が切り離されたり、つぶれても再生する。いわゆる不死身。
彼らが人に害を及ぼすことはないとされていて、亜人が発見された場合人類進化のための貴重な研究対象として国の保護下で生活しなければならない。
しかしそれは表向きで裏では非人道的な実験が行われていた。
高校生の永井圭(ながい けい)はある日トラックにはねられ死亡ー…するはずだったがその場で体が再生され、自分が亜人だったことが判明する。
大勢の人に現場を目撃され驚いてとっさに逃亡。
世間では国内3件目の亜人発見で凄い騒ぎになっていた。
いつからか囁かれるようになった亜人を捕獲した人にはそれ相応の賞金が出る。
マスコミの報道で過熱した一般人までもが亜人を捕獲しようと追いかける「亜人狩り」が始まる。
圭はただただ逃げるしかなかった。
誰も信用できない。誰にも助けを求められない。
そんな時思い出したのが幼なじみの「カイ」だった。
圭は彼に助けを求め彼と共に逃げる。
~登場人物~
ー永井圭(ながい けい)…亜人であることが多数の人に目撃され一気に有名になる。頭がよく他人のことはどうでもいい冷酷で利己的な人間。
しかし自分を助けようとしてくれた人やお世話になった人を守る行動をとったりすることもある。
正か邪か…なんかつかめない主人公です。
ー海斗(かいと)…圭の幼なじみ。圭に助けを求められ一緒に逃げることになる。圭の正体を知っても今までと変わらない対応で彼を守ろうとする。
ー戸崎(とさき)…厚生労働省から派遣された亜人管理委員会役員。亜人に異常な執着を見せ捕獲に躍起になっている。
ー佐藤(さとう)…帽子がトレードマークの男。亜人。
圭の力になりたいと言って近づいてきたが、自分と圭の考え方が違うとわかると手のひらを返すように攻撃的になる。
策略家で人の命を奪うことに躊躇がない恐ろしい人物。
自分が国を統治する支配者になろうとしている。
ー田中(たなか)…国内2例目の亜人。研究機関で非道な扱いを受けていたところを佐藤に保護され、以降行動を共にしている。
カイと一緒に逃亡していたけど、何度も命の危機にさらしてしまいひとりで逃げることを決めた圭。
静かに暮らしたくて山奥のお婆ちゃんが暮らす家にお世話になっていたが、近所の人に正体を知られまた行き場を失う。
窮地に陥り圭がとった行動、それは無謀は承知だが佐藤を止めることだった。
佐藤を止めたいと言うまだ公に知られていない亜人「中野」とともに行動を開始するー…
亜人の謎が多すぎます。
自分の分身のようなもの、通称「黒い幽霊」という全身包帯が巻かれたような姿の物体を出すことができ、操ることも可能。
大きな声を出すとそれを聞いた人間は一時金縛りのような状態になる。どうやって発祥したのか本当に不死身なのか謎が謎を呼ぶ…
何ひとついい方向には向いていないのにこれからどうなっていくのか気になります。
自分が死ぬまで亜人かどうか判別できない、自分の知らない自分がいるかも…おおおぉぉぉこわい。
亜人を化け物として扱い差別する人間の狂気。
自分達は選ばれし特別な存在だと考える一部の亜人。
誰も信用できないこんな状況で未来はあるのかー…
怖いの苦手なのにすーぐ読みたがるのよね~
続き、気になるんだよね~
でも夜読むと、寝る時ふと脳裏に「黒い幽霊」がよぎりそうになるから夜読むのは控えます。
一度経験済み。↓