【少年マンガ】 動物なのか人なのか、境界線が曖昧だー「逢魔ヶ刻動物園」
逢魔ヶ刻動物園 作者:堀越耕平(全5巻)
失敗ばかりでドジな女の子・蒼井華(あおい はな)は自分を変えたくてアルバイトをすることを決心。
バイト先に選んだのは動物好きな自分にぴったりの動物園。
でもそこに待っていたのはウサギの顔した園長と、人のような姿をした動物たちだった。
なにがどうなってる?ここは化け物屋敷??
逃げようとする華を拘束し無理やり研修を始めたウサギ。
こんな異常なウサギといっしょには働けない!
華の憧れの飼育員生活いったいどうなる。
化け物ウサギの呪いによってウサギの姿に変えられてしまった園長の椎名(シイナ)。その呪いによって動物たちを変身させる不思議な力も手に入れた。
呪いを解き人間に戻る方法は、生き物への愛を示しその名が世界に轟くほどの天下一の動物園を作ること。
しかし「面白いことしかやらん主義」の園長は遊んでばかりで園はさびれていた。
動物への愛と知識を買われた華は、園を立て直すために飼育員として働くことを決意する。
~逢魔ヶ刻動物園(おうまがどき どうぶつえん)の人たち~
ー蒼井華(あおい はな)…動物が大好きな明るく元気な女の子。ちょっぴりドジ。自由すぎる園長にいつも振り回されている。来園者を増やすべく日々奮闘中。大体園長に邪魔されて終わる。
ー椎名(シイナ)…逢魔ヶ刻動物園園長。自己チューで自由人。
面白いものしか興味がなく、動物たちを変身させたのも掃除・餌やりもろもろしたくないので自分たちの事は自分たちでさせる為だった。飼育は全て華まかせで大体遊んでる。
でも園の仲間たちを大事に思う気持ちは本物。
ー大上(オオガミ)…アカオオカミの兄ちゃん。皆に気さくに接してくれるイイ奴。
ーウワバミ…ヘビの集合体のお姉さん。華の良き相談相手。
ー知多(チタ)…少しぽっちゃりめのチーター。やる時はやる奴。
ーゴリラコング…大人しく優しいゴリラ。自分不器用ですからと言いながら立派な檻作っちゃった。
ーシシド…やんちゃなライオン。傷ついてるところを園長に助けられた。よくオレがボスだ!と騒いでる。
ウサギの園長可愛い…
こんな上司はとんでもねーけど、こんなウサギとお友達になれたらいーな★と思いました。
人みたいな姿になった動物たちも本来の動物の特徴や習性がちゃんと描かれていて個性的で面白い。
知多と園長のかけっこでは、ぽっちゃりの知多の足が遅いので途中でつまらなくなって競争やめちゃう園長。
ああ、この童話知ってる…という展開が笑えました。
いつも思うままに振る舞うガキ大将で手におえない人なのに、仲間のために体を張る園長がちょっとカワイ、、カッコイイです。
やっぱりこんなウサギのぬいぐるみ欲しいです。
どんな場面でも笑いのツボ抑えてるところ、私好みの漫画でした。
5巻で終わるのもったいない。もう少し読みたかったー。
楽しく漫画読みたい人おススメです。
やっぱりうさぐるみスリッパはもう子供っぽいかしら…
ものすごいデジャヴュー
私がデジャヴュ―を感じる原因とうさぎへの思いがつまっているのはこちら↓