【少女マンガ】 相手を思うピュアな気持ちがステキな「ディア マイン」
ディア マイン 作者：高尾滋（全４巻）
母子家庭だがママとふたりささやかながらも毎日幸せを感じながら暮らしていた咲十子（さとこ）。
ある日学校から帰って来ると部屋の中は空っぽ。
大家さんからは引っ越ししたわよと言われる。
訳が分からず呆然としているうちに、迎えに来たというスーツの男の人に車に乗せられていた。
その人の話によるとママの働いていた会社の社長が借金を払えなくなり夜逃げ、連帯保証人になっていたママが借金を払わないといけなくなったらしい。
ピンチを知ったママの古い知人の息子が借金を肩代わりしてくれることになり、今その人のところへ向かっていると言う。
そして借金を肩代わりするのも、あなたがその知人の息子の婚約者だからと告げられた。
なんとその婚約者様は和久寺グループという大きな会社の総帥で超お金持ち。１０歳というあまりにもあれな若さでグループのトップに立つ男の子だった。
混乱が続く咲十子に構わず話はどんどん進んでいって―…
～登場人物～
ー倉田咲十子（くらた さとこ）…おっとりした性格で料理の上手な優しい女子高生。
ママが勝手にしていた約束とやらに巻き込まれて財閥の総帥・風茉（ふうま）くん１０歳の婚約者になる。
ー和久寺風茉（わくでら ふうま）…１０歳にして和久寺グループを束ねる男の子。賢く、しっかり者。
短気で口は悪いけど咲十子のことが大好き。
まだ子供で自分が恋愛対象に見られていないことにやきもきしながらも一途に咲十子を想っている。
ー和久寺寿千代（わくでら ひさちよ）…風茉がとても可愛がっている弟２歳。咲十子ともとっても仲良し。
ー藤田鋼十郎（ふじた こうじゅうろう）…風茉の秘書。
仕事もできて紳士で素敵な男性だが、幼児が好きなへんた…ちょっぴりへんな人。
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最初は子供との婚約なんて先のことは分からないからとあまり深く考えていなかった咲十子だったが、風茉くんの一途な気持ちに向き合ううちに少しずつ変化が訪れる。
中身は大人なのに行動はけっこう年相応な風茉くんがカワイ・カッコイイです。大人になったらさぞイイ男になるのではと。
しっかりしていて仕事もできるし、誠実だし経済力もある。
ちょっぴり意地悪だけど…そこが良いと言う人もいるでしょう。
ははははは。
風茉くんが小さい体で咲十子を守ろうと必死になっている姿は、子供だろうが大人だろうが相手を一途に想う気持ちってキラキラしていて素敵だなーと思いました。
私も一途に想ったらこの気持ち届くかな……
