【少年マンガ】 ヒーローがいっぱい。「僕のヒーローアカデミア」1巻~2巻
“個性”を持って生れてくるのが当たり前の世界で、何の個性もなく落ちこぼれ呼ばわりされる主人公・緑谷出久(みどりや いずく)が正義のヒーローに憧れてそれを目指すお話。
以前紹介した『逢魔ヶ刻動物園』の作者の作品です。
火を吹いたり、物を浮かせたり、爆破させたり。
人間離れした力を持つ人間のほうが多い世界で、特殊な力を持たないほうが珍しいという世の中。
その特殊な力で多くの人が『ヒーロー』という職業に憧れている。
無個性の出久もその一人だが、なんの力もない事をいつもバカにされ続けていた。
学校帰りに敵(ヴィラン)と呼ばれる犯罪者に襲われたところを、平和の象徴と呼ばれているNo1ヒーロー・オールマイトに助けてもらった。
そこで個性がないとヒーローになるのは厳しい現実を知る。
諦めようとした矢先、幼なじみでいつも出久をバカにしていた爆豪勝己(ばくごう かつき)が敵に襲われているのに遭遇。
ほっとけなくて思わず助けに入ったその勇気に可能性を見たオールマイトが、出久に自分の後継者にならないかと言ってきた。
オールマイトの画風が力強くて好き。時々お茶目なのもいい。
昔の敵との戦いでヒーローとしての活動時間が制限されてしまい、普段はヒョロヒョロした体型で力むとすぐ血を吐くのがお約束。
オールマイトの笑ってる顔がなんか強くて縁起よさそうなので、お守りであったらこれ買うな。
線が太いのが男らしいわ。
オールマイトの個性は“個性を譲渡する個性” わかりづらっ
受け継いできた力を他の人に渡すことが出来るのですね。
沢山の人の力が集まってるので一撃必殺的な超絶パワーを発揮します。
その名も「ワン・フォー・オール」。
でもこのことはほとんど知られていないトップシークレット。
この後継者に選ばれた出久は、沢山のヒーローを輩出している超有名校・雄英高校に入りヒーローになるためオールマイト指導のもと、ハードな修行をこなし無事入学することが出来た。
エリートたちが集う雄英高校でオールマイトから受け継いだ力を制御しきれず、体力テストや戦闘訓練で負傷してばかりの出久。
まだまだ強いとは言えないけど、本物のヒーローになるという気持ちだけはいつも真っ直ぐ持っている出久を応援したくなりますね!
幼なじみの勝己も同じクラス。
個性を持ってなかった出久にやたら突っかかる。
自分は特別、それ以外はその辺の石コロだと思ってるとんでもない性格ですが、こんな考えでヒーローになろうなんてとんでもないわ。
このままいけばダークヒーロー間違いなし。
正義を学んでいくうちに成長してくれるといいですね。
個人的にはクラスメイトの飯田(いいだ)くんが好き。
クソがつくほど真面目で、でもそれがブレないので器としては一番ヒーローっぽい。
彼が出てくると癒されるわー。
救助訓練の授業でセキュリティの厳しい校内に敵が侵入してきた。目的はオールマイトを始末すること。
訳もわからずバラバラに飛ばされた生徒たちは、敵の進撃を止めるためそれぞれ戦う。
話の展開が早く無駄がないです。
ただ最初のオールマイトとの出会いから力を受け継ぐまでは、も少しじっくり進んでほしかったかも。
オールマイトに認められ、力を受け継ぐ器を作るまでがかなり早足で描かれてる気がします。
私としてはその過程をもっと見たかったなー。
他の作品『逢魔ヶ刻動物園』も変わった設定で面白い。
おすすめです。
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