【少年マンガ】 美味しい物もいっぱい!「銀の匙」4巻
可愛がっていた豚が肉になって戻ってきた。
それを一頭丸ごと買い取ることにした八軒。
全部で51kg。
始めは鶏舎担当の先生が白ご飯持って現れ、スカイツリー豚丼と題して実習グループ班のみんなと豚肉に食らいついた。
その先生の「金持ってると女にモテるが、肉持ってると男にモテちゃうからな!」のセリフが好き。
名言だわー。
肉狩りを恐れた八軒は残りの肉をベーコンにするため、以前知り合った食品科学科の3年生で同級生タマコの兄・稲田先輩に作り方を教わりにいく。
50kgほどの肉を全部ひとりで加工した。
みんなで試食して、あとはお世話になった人と家にも送った。
八軒がベーコンを作ったことが知れ渡り、学年問わず譲ってほしいと言う人が続々と現れる。
タダじゃなくてちゃんと買ったり、お金がない人は物々交換するところがいいな。
物には労働力がかかっているのが身に染みて分かっている農高生だからこそ、タダでという発想はないのかもね。
八軒の豚一頭買いで、他の生徒たちもさらに自分のやりたいことや目的について真剣に考えるようになる。
お互い刺激を受けて影響されながら成長していく学生たちがホントに素敵。
こんな学生たちが居たら日本の農業も安泰なのになと思わせてくれます。
私ももっと真剣に取り組んでおくんだったと猛省しました。
豚舎にはまた新しい子豚が。
名前をつけたことで愛着が湧き、しんどい思いをしたのにまた名前をつけると言いだした八軒。
世話して食べるという最後まで付きあってもこれでいいと割り切れないし、そこで考えるのを止めることもできない。
これからも悩んで悩んで、名前をつけた豚たちと出荷まで付きあうことを決めたのでした。
答えの出ない問題に向き合うのはつらいし、誰でも目を背けたいこと。自分だったらどうしたかなぁ、なんて考えたりして。もうホント色々考えさせられる漫画だわ。
3年生が部活動を引退する時期になり、馬術部の副部長に任命されちゃった八軒。
有無を言わさずな決め方だったけど、断れないあたりお人好しというか、ヘタレ…人徳ですね。
そんな中、駒場とアキが深刻そうに話しているところに遭遇。気になってアキに聞いたり、駒場を問い詰めるけど関係ないこととバッサリ切り捨てられてしまう。
なんか波乱の予感。
なにかといえば食事会が始まる蝦夷農ですが、私達の学校でも年に一度感謝祭ありました。
農業科の3学年全員で農場の掃除をしたあと、昼にみんなで黒豚を食すのです。
もちろん肉の出どころは…ウフフフフ。
食べれるのは農業科の生徒と学校の先生たち(先生たちは科を問わず)
農場でバーベキューの大食事会です。
このときばかりは他の科から羨ましがられます。
みんな、それはそれは有難くいただいたものです。
豚舎目の前でしたけれども。
バックミュージックが豚の鳴き声でしたけれども。
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