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マンガを中心に今まで読んだ本(小説・自己啓発・旅行ガイドブック・辞書など)の素朴な感想をふわっとざっくりイイ感じでまとめちゃおうと思ってるブログ。

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【少年マンガ】安定して面白い、おすすめのマンガ「ばらかもん」9巻~11巻読んでみた

ばらかもんは華やかさとかドキドキ感とかがなく、地味な田舎の風景が描かれているのに読むたび面白いのはすごいと思う。

出てくるキャラクターが一見地味だけど中身は普通じゃないからか。毎度笑わせてくれるのでお気に入りのマンガのひとつです。

 


町民体育祭の出場者を決めるおっさん達の会議では、過疎化で若者が少ないなか何度も重複して競技に出ないといけない状況とかリアルな田舎あるあるが出ていた。

年齢別リレーで中学生・高校生・20代・30代の4枠全てを村で唯一の高校生、ヒロシがひとりで走ることになっていたのには笑った。

アバウトすぎだし、もうリレーじゃねー。
でも今回は半田先生が20代の部で走らされることになる。

有無を言わさずの行事参加が田舎ではちょくちょく起こりうる事態なんですよねー。


運動会も面白かったですが、就活中のヒロシが面接に行くため島から長崎市に一人で行くお話がよかった。

田舎者は共感できる。

まず電車に乗る切符の買い方が分からない。
やっと買えたと思ったら今度は乗り場が分からない。

母親にヘルプの電話をするも、母さんが知るわけなかろ!と電話を切られる。

人に尋ねようにもうまくいかず、3本の電車を見送りブルーになっていたところに半田先生からの救いの電話でなんとか電車に乗ることが出来たヒロシ。

わかるなー。
ここまで酷くはないけど、切符の買い方や乗り方は知らなくて初めて乗る時はすごくドキドキしましたもの。

自分は都会に住んでるから電車は平気という方。甘いですよ。
都会の電車より田舎を通る電車のほうがくせものだと言うことをご存知ですか。

田舎の電車は「無人駅」がけっこうあります。駅長もいなければ切符売り場も何もない。

駅舎をぬければそこはもうプラットホーム。

この時点でもうマニュアル通りにはいきません。
チケットないのにどうやって乗るのよ?!

電車に乗ったことない田舎者と都会の電車乗りはガクブルになることでしょう。

でも大丈夫。

勇気を振り絞ってそのまま乗りこんじゃえばそのうち乗務員さんがまわって来て、行き先言えば切符売ってくれますよ☆

予想外に人が多い時と乗務員さんがなかなか回ってこない時は、ちゃんと切符買えるかドキドキしながら乗ることもありますけどね★

ちょっぴりスリリングな田舎の電車体験。お試しあれ。

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そのほか、先生の両親と同級生の川藤(かわふじ)、父のマネージャーである桐恵(きりえ)さんという個性豊かな人たちが来島。

めんどくさいお母さんとマネージャー・桐恵さんの終わらない戦いが好きだな。

都会からの来客にいつも以上に騒々しい先生のうち。
本当に見てて飽きないし、楽しい気持ちにさせてくれるマンガです。


となり村に農業をする若者・東野が出現。
本来は彼が先生の住んでいる家を借りる予定だったと聞き、超動揺する。

東野から野菜を育てないかと言われ、育てきれなかったら言うことをひとつ聞くという約束までしてしまう。

彼の狙いはもしかして家の乗っ取り?!
動揺を隠せない先生のご乱心ぶり健在です。

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まぁ、その会話を聞く通行人さえほとんどいませんけどね。

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